バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 【VTI】は米国経済に丸ごと投資したい人にお勧めのETF



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以前、「自信を持って勧めることができる最適解」という記事を書きました。

自信を持って勧めることができる最適解

2017.08.31

その記事の中で複数のETFを「最適解」としてあげたのですが、「なぜ、このETFがお勧めなのか?」ということについては詳しく触れていなかっので、補足としてより詳しく紹介したいと思います。

今回は、成長する米国経済に丸ごと投資したいという方にお勧めのETF。ザ・バンガード・グループ・インクのバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(Vanguard Total Stock Market ETF )【VTI】を紹介します。

バンガード・トータル・ストック・マーケットET【VTI】の概要

  • ティッカー:VTI
  • ベンチマーク:CRSP USトータル・ マーケット・インデックス
  • 純資産総額:820億3,600万ドル
  • 経費率:0.04%
  • 標準偏差(3年):10.32%
  • シャープレシオ(3年):0.86

※上記は2017.8.31のデータ

標準偏差

標準偏差とは、複数の値の中で、個別の値が中間値(または平均値)と比較してどの程度の違いがあるかを計測するもので、リスク要因を分析する手段として利用されます。相場で使われるボラティリティ(価格の変動率)もこの標準偏差で分析され、どの程度、価格の幅があるのかを示めします。投資における「リスク」とは、価格の振れ幅のことを指しますので、単純に標準偏差の大きさ=リスクの大きさと考えてOKです。

シャープレシオ(Sharpe Ratio)

シャープレシオとは、リスク(標準偏差)1単位当たりの超過リターン(リスクゼロでも得られるリターンを上回った超過収益)を測るもので、この数値が高いほどリスクを取ったことによって得られた超過リターンが高い(効率よく収益が得られた)と言えます。異なる投資対象を比較する際に、同等のリスクなら、どちらのリターンが期待できるかを考えるときに利用します。

バンガード・トータル・ストック・マーケットET【VTI】(以下【VTI】)は、CRSP USトータル・ マーケット・インデックスと同等のパフォーマンスをあげることを目標に設計されたETFです。

ETF(上場投資信託)とは?

2017.06.14

ベンチマークとなるCRSP USトータル・ マーケット・インデックスは、米国株式市場に上場する大~小型株、約4,000銘柄から構成される時価総額加重平均型の株価指数で、米国株式時価総額の約100%をカバーしています。

過去の値動きとリターン(2017.08.31現在)

【VTI】の設定は2001年5月24日です。それでは、設定来のパフォーマンスを見ていきます。
(引用元:Googleファイナンス)

設定時(2001.5.24)の株価は約58ドルで、現在(2017.8.31)の株価が約128ドルと、設定から現在までの間に株価は約140%上昇しています。

また、ETFとしては比較的に長い歴史を持つ【VTI】は、2001年のITバブル崩壊・9.11アメリカ同時多発テロ、2008年のリーマンショックと大きな危機を経験しています。2001年のITバブル崩壊・9.11アメリカ同時多発テロ後には株価は約37ドルと設定時の株価より約36%下落。リーマンショック後には株価は約36ドルと設定時の株価より約38%の下落という大きな危機も経験しました。しかし、それらの危機を乗り越え、現在の株価は約128ドルと過去最高値を更新し続けており米国経済の強さ(=VTIの強さ)をあらためて実感します。

(引用元:Vanguard)

上のチャートは、バンガードのホームページに掲載されている、設定時に10,000ドル投資し、分配金を再投資したと仮定して算出したものです。設立時(2001)に投資した10,000ドルが、2017年8月31日には112.11%アップの21,211.36ドルになっており、元本は倍以上に膨れ上がっています。

保有銘柄と資産構成(2017.07.31現在)

組入上位10銘柄は以下のとおりです。
(引用元:Vanguard)
現在(2017年7月31日現在)は3613銘柄で構成され、組入上位の銘柄は、米国を代表する大型株がズラリと並んでいます。

【VTI】の回転比率は現在4.1%です。ETFは組入銘柄や構成比率が変化しますが、気になる人はホームページ等で確認することができます。また、回転比率を考えるとキャピタルゲイン税(売却益にかかる税金)が気になるところですが、ETFの特性としてETF内でのキャピタルゲイン税は発生しないことから、銘柄入れ替えに伴うロスは気にする必要はありません。

(Vanguard社の公表するデータを元に作成)

トータル・ストック・マーケットETFの名前のとおり、現在の米国市場における各セクターの割合に準じて満遍なく投資されています。

分配金利回り

  • SEC30日利回り:1.86%
  • 配当スケジュール:四半期毎

※上記は2017.7.31のデータ

注意
米国株の配当(米国ETFの分配金)には、米国で10%、日本で20.315%の源泉徴収税がかかります。ただし、NISA枠を利用して購入した株の配当(ETFの分配金)については、NISA適用期間中は日本での税金20.315%は非課税になります。NISAを利用しない場合は、確定申告をすることで、米国で課税された税額(10%分)を日本の所得税や住民税から一定額控除できる外国税額控除を利用することができます。

まとめ

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF【VTI】の最大の特徴は米国経済全体、約4000銘柄への分散投資を経費率0.04%という低コストで実現しているところです。

また、【VTI】の組入上位を見ると、アップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル)、アマゾン、フェイスブックといった日本でもお馴染みのグローバル企業が顔を揃えており、【VTI】に投資するということは、世界経済に投資するのと同じと言っても過言ではありません。

米国は現代資本主義の中心地であり、世界中から優秀な人材とお金が集まってきます。そのため、新たなサービス、製品の多くは米国で開発・発信されており、今後も米国が世界経済をリードし続ける可能性は高いと個人的には考えます。(中国やインドといった成長国は政治、法整備など、まだまだ米国に比べると安心して投資できる国ではありません)

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF【VTI】は、株式投資の最適解の1つとして自信を持って多くの方にお勧めできる金融商品であり、長期投資を試みるなら高い確率で報われる可能性が高いと思います。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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