バンガード・米国高配当株式ETF【VYM】は長期投資の配当再投資戦略にお勧めのETF



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《2018年7月23日改訂》

以前、「自信を持って勧めることができる最適解」という記事を書きました。

自信を持って勧めることができる最適解

2017.08.31

その記事の中で複数のETFを「最適解」としてあげたのですが、「なぜ、このETFがお勧めなのか?」ということについては詳しく触れていなかっので、補足としてより詳しく紹介したいと思います。

今回は、インカムゲインを受け取りながらキャピタルゲインも狙いたいという方にお勧めのETF。ザ・バンガード・グループ・インクのバンガード・米国高配当株式ETF(Vanguard High Dividend Yield ETF )【VYM】を紹介します。

バンガード・米国高配当株式ETF【VYM】の概要

  • ティッカー:VYM
  • ベンチマーク:FTSE ハイディビデンド・ イールド・インデックス
  • 純資産総額:210億5,500万ドル
  • 経費率:0.08%
  • 標準偏差(3年):9.39%
  • シャープレシオ(3年):1.04

※上記は2018.6.30のデータ

標準偏差

標準偏差とは、複数の値の中で、個別の値が中間値(または平均値)と比較してどの程度の違いがあるかを計測するもので、リスク要因を分析する手段として利用されます。相場で使われるボラティリティ(価格の変動率)もこの標準偏差で分析され、どの程度、価格の幅があるのかを示めします。投資における「リスク」とは、価格の振れ幅のことを指しますので、単純に標準偏差の大きさ=リスクの大きさと考えてOKです。

シャープレシオ(Sharpe Ratio)

シャープレシオとは、リスク(標準偏差)1単位当たりの超過リターン(リスクゼロでも得られるリターンを上回った超過収益)を測るもので、この数値が高いほどリスクを取ったことによって得られた超過リターンが高い(効率よく収益が得られた)と言えます。異なる投資対象を比較する際に、同等のリスクなら、どちらのリターンが期待できるかを考えるときに利用します。

バンガード・米国高配当株式ETF【VYM】は、配当水準が比較的高い米国株式で構成された、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスと同等の投資成果をあげることを目標に設計されたETFです。

ETF(上場投資信託)とは?

2018.07.19

ちなみに、ベンチマークであるFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスとは、FISE社とバンガード社が共同で開発した指数で、米国株式の平均よりも際立って高配当の米国株式で構成されています。



過去の値動きとリターン(2018.7.23現在)

【VYM】の設定は2006年11月10日です。それでは、設定来のパフォーマンスを見ていきましょう。

設定時(2006.11.10)の株価は約50ドル、現在の株価(2018.7.23)は84.63ドルですので、設定から現在に至るまでに株価は約70%上昇しています。

また、リーマンショックの後は半値以下の約23ドルまで株価を下げましたが、その後のパフォーマンスは約270%も上昇しており、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれています。

上のチャートは、バンガードのホームページに掲載されている、10年前(2008.6.30)に【VYM】に10,000ドル投資し、分配金を再投資したと仮定して算出したものです。

10年前に投資した10,000ドルは、2018年6月30日には164.7%UP26,465.53ドルになっており、元本は2.5倍以上に膨れ上がっています。



保有銘柄と資産構成(2018.6.30現在)

組入上位10銘柄は以下のとおりになっており、上位10銘柄の総資産に占める割合は現在(2018.6.30)26.50%となっています。

現在、408銘柄で構成され、組入上位の銘柄は米国株投資家の間ではよく知られる大型株がズラリと並んでいます。

【VYM】の回転比率は現在(2018.3.31)9.1%。ETFは組入銘柄や構成比率が変化しますが、気になる人はホームページ等で確認することができます。また、回転比率を考えるとキャピタルゲイン税(売却益にかかる税金)が気になるところですが、ETFの特性としてETF内でのキャピタルゲイン税は発生しないことから、銘柄入れ替えに伴うロスは気にする必要はありません。

ライバルであるブラックロックのiシェアーズ・コア米国高配当株ETF【HDV】と比較してみると、同じ高配当銘柄によって構成されているETFであっても、「構成銘柄数」「各セクターの保有比率」伴に大きく異なっており、両社のスタンスの違いが垣間見えたいへん興味深いです。

【VYM】は【HDV】より、保有する銘柄も多く、各セクターに満遍なく分散されており、【HDV】よりも【VYM】の方が、よりマーケットの動きに近い動きをするETFです。

iシェアーズ・コア米国高配当株ETF【HDV】は、分配金利回り3%越えのETF

2018.07.13



分配金利回り

  • SEC30日利回り:3.19%
  • 配当スケジュール:四半期毎

※上記は2018.6.33のデータ

【VYM】は、高配当株ETFの名が示す通り、ETFとしては高い分配利回りの商品です。

注意
米国株の配当(米国ETFの分配金)には、米国で10%、日本で20.315%の源泉徴収税がかかります。ただし、NISA枠を利用して購入した株の配当(ETFの分配金)については、NISA適用期間中は日本での税金20.315%は非課税になります。NISAを利用しない場合は、確定申告をすることで、米国で課税された税額(10%分)を日本の所得税や住民税から一定額控除できる外国税額控除を利用することができます。



まとめ

バンガード・米国高配当株式ETF【VYM】の最大の売りは、やはりインカムゲイン、キャピタルゲイン両方の成長が狙えるところではないでしょうか。

また、400社以上の米国の優良企業への分散投資を実現しながら経費率は僅か0.08%という、この経費率の安さは長期投資において大きなメリットです。

キャピタルゲインを狙うなら、S&P500インデックスに連動する、

  • バンガード・S&P500ETF【VOO】
  • iシェアーズ・コアS&P500ETF【IVV】
  • SPDR S&P500ETF【SPY】

米国市場全体を取り込んだ、

  • バンガード・トータル・ストックETF【VTI】

といった、ETFを選択した方が期待が持てるでしょう。

iシェアーズ・コア S&P 500 【IVV】は経費率わずか0.04%のS&P500指数連動型ETF

2018.07.26

SPDR S&P500 ETF【SPY】は米国で最も長い歴史があるETF

2018.07.25

バンガード・S&P 500 ETF【VOO】は、ウォーレン・バフェット推奨のETF

2017.09.25

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 【VTI】は米国経済に丸ごと投資したい人にお勧めのETF

2017.09.14

しかし、「分配金を再投資する戦略」をとり、なおかつ「長期投資」を考えるのなら、バンガード・米国高配当株式ETF【VYM】は、これらの優良ETFのパフォーマンス(インカムゲイン・キャピタルゲイン両方合わせたパフォーマンス)を凌駕する可能性を十分に秘めたETFであり、誰にでも勧めることのできる優良ETFの1つと言えます。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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