投資信託について考える



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現在の日本では、頑張って預金をしたところで預金者に見返りは期待できません。

そんなご時世だからか、この頃は資産運用に興味を持つ人が増えてきましたが、

Aさん
何に投資すればよいかわからない…
Bさん
仕事が忙しくて投資の勉強なんてする時間がないわ…
といった方が多くおられます。

そのような「投資のことがわからない」「勉強する時間がない」といった人がまず最初に検討するのが、「投資のプロをじて、運用をしてしまう」投資信託(ファンド)という金融商品ではないでしょうか?

投資信託をシンプルに説明すると

  1. 複数の投資家が資金を出し合い
  2. その資金を運用のプロが運用して
  3. 運用から得た利益を投資家が投資した金額に応じて分配する

というのが投資信託です。

ですが、投資信託の本数は現在11,224本(一般財団法人 投資信託協会 2017年4月のデータ)、しかも、毎年新しい商品がどんどん登場しています。

投資信託は「投資のプロに運用してもらう」という点では至ってシンプルなのですが、

  • どんなアセット(資産)に投資するファンドなのか?
  • どのような取り決めになっているのか(手数料、約款など)?

は、商品ごとに様々違いがあり、その商品の良し悪しが実にわかりにくい金融商品です。

今回は、そんな投資信託について書いていこうと思います。

公社債投資信託と株式投資信託

投資信託は、証券会社や銀行の窓口、ネット証券会社などで購入でき、代表的なものに、

  • 公社債投資信託
  • 株式投資信託

があります。それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。

◆公社債投資信託

公社債投資信託とは名前の通り、公債(国や地方自治体が発行する債券)や社債のみで運用される投資信託のことで、保有資産は現金または債券のみです。

公社債投資信託には、株式は一切含まれず、仮に1%でも含まれている場合は、株式投資信託として扱われます。代表的な商品としては、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)、MMF(マネー・マネージメント・ファンド)、外貨建MMF(外貨建マネー・マーケット・ファンド)があります。

MRF(マネー・リザーブ・ファンド)

非常に信用度の高い短期債券などで運用されていて、元本が保証されているわけではありませんが、元本の安全性は極めて高い投資信託です。手数料が一切不要で1円単位での購入、当日の解約も可能で、銀行の普通預金と類似した特徴がある商品です。

MMF(マネー・マネージメント・ファンド)

換金性の高い追加型公社債投資信託の一種で、基本的には償還が短期の国債や社債、CP、譲渡性預金といった短期金融商品で運用されています。MRFより若干リスクは高まりますが、その分、分配金の額は高くなります。1口1万円単位で購入でき30日経過後であればいつでも手数料なしに解約することが可能で(30日経過前に売却する場合は信託財産留保額という手数料が発生します)、銀行の定期預金と類似した特徴がある商品です。

外貨建MMF(外貨建マネー・マーケット・ファンド)

海外の格付けの高い短期債券を中心に運用される極めて安全性の高い投資信託で、比較的流動性が高いのが特徴です。MMFという名前ですが、MMFと外貨MMFはまったくの別もので、MMFは「マネー・マネージメント・ファンド」の略で、外貨建MMFは「外貨建てマネー・マーケット・ファンド」の略です。紛らわしいですが、まったくの別物と頭に入れておいてください。

◆株式投資信託

株式投資信託とは名前の通り、株式での運用をおこなっている投資信託のことです。1単位以上でも株式を組み込むことができるように設計されたファンドは、全て株式投資信託に分類されます

国内株型投資信託

名前の通り国内の企業の株式を中心に投資を行う株式投資信託のことです。大きく分類するとインデックス運用(ベンチマークに連動するように運用する手法)と何らかのテーマを持たせたもの(成長、割安、高配当など)に分類できます。

外国株型投資信託

名前の通り外国の企業の株式を中心に投資を行う株式投資信託のことです。特定の国に対して投資を行うものやインデックス運用を行うもの、特定業種(各種セクター)に対して投資を行うものなど様々な種類があります。

バランス型投資信託

国内外の株式だけでなく、債券なども含めてバランスよく投資する投資信託です。なお、こうしたバランス型の投資信託が、運用上の結果、保有資産が現金と債券だけになったとしても、株式に投資ができるという前提がある以上、公社債投資信託にはあたりません

派生商品型投資信託

派生商品型投資信託とは、金融派生商品(デリバティブ)などに投資する投資信託のことです。ブル(強気)ベア(弱気)投信のほかに、絶対収益型投資信託などにも、こうした派生商品型投資信託が数多く存在しています。

ファンド・オブ・ファンズ

ファンド・オブ。ファンズとは、複数の投資信託に対して投資する投資信託のことです。複数の投資信託に投資することで、資産の分散投資を比較的簡単に行える一方で、信託報酬(手数料)が二重に発生するため、どうしてもコストが割高になります。

不動産投資信託

不動産に投資する投資信託のことで、不動産そのもに直接投資をするわけでなく、REIT(不動産投資信託)に投資することで間接的に不動産に投資します。

金太郎
次は投資スタンスによって投資信託を分類します。

投資スタンス

投資スタンスとは、それぞれのファンドか掲げる利益目標と目標を達成するためにどのように資産を運用するかを表したもので、大きく分けて、

  • バッシブ型(インデックス型)
  • アクティブ型
  • 絶対収益追求型

に分かれます。

◆パッシブ(インデックス)型投資信託

パッシブ型投資信託とは、ファンドの運用方針としてある、特定のベンチマーク(日経平均やTOPIX、ダウ平均やS&P500などの指数)とほぼ同様の値動きをするように設計された投資信託のことで、ベンチマークと連動することからインデックス型投資信託とも呼ばれます。ファンドの設定や運用のほとんどを機械化することができ、一般的に他の投資スタンスの投資信託より手数料などのコストが安く設定されています。また、ETF(上場投資信託)も、インデックス型投資信託の1種です。

ETF(上場投資信託)とは?

2017.06.14

◆アクティブ型投資信託

アクティブ型投資信託とは、特定のベンチマーク以上の収益を上げることを目標とした投資信託のことで、ベンチマーク以上の収益を目標とすることからファンドマネージャーの力量によってパフォーマンスが左右されます。販売手数料や信託報などのコストはパッシブ型投資信託よりはるかに高くつくのが一般的です。

◆絶対収益追及型投資信託

絶対収益追及型投資信託とは、ベンチマークを投資の成果として捉えず、絶対的な成果を出すことを追求するファンドのことをいいます。市場動向に関わらず、年間収支をプラスになるように運用することから、デリバティブなどを活用した複雑なファンドとなっていることが多いです。

金太郎
次は、投資期間や方法で投資信託を分類します。

オープン(追加)型投資信託とクローズ(単位)型投資信託

投資信託は、何時、誰でも追加で応募することのできる「オープン(追加)型と、募集時のみ応募可能なクローズ(単位型)に分類できます。

◆オープン(追加)型投資信託

オープン型投資信託は、基準価格で追加購入できたり、何時でも解約できたりできる投資信託です。何時でも売買することができ短期間での売買も可能ですが、これが原因でファンドマネージャーは一定以上のキャッシュを何時でも用意しておかなければならなくなり、投資効率がどうしても低下してしまうデメリットがあります。

◆クローズ(単位)型投資信託

クローズ型投資信託は、その投資信託が設定された当初しか購入できず、現金化したい場合も中途での解約をすることができません。ただし、そのおかげでオープン型投資信託のように一定額以上のキャッシュを準備しておく必要はなく、オープン型投資信託よりも効率的な資産運用が可能です。

金太郎
次は、利益の分配方法によって投資信託を分類します。

利益の分配方法

投資信託は、投資家が儲かると思って資金を出すのですから、ファンドが上げた収益は当然投資家に分配されます。しかし、ファンドによって分配方法は様々で、大きくわけて次のように分類されます。

◆無分配型投資信託

無分配型投資信託は、インカムゲイン(配当金)やキャピタルゲイン(売却益)といった、ファンド内の利益をファンド内で留保することによって、分配のつど税金がかからず、複利効果を最大限生かすことができます。長期的なキャピタルゲイン(売却益)を考えた場合にはお薦めの分配タイプです。

◆累積投資(再投資)型投資信託

累積投資型投資信託は、支払われた分配金を、手数料無料で当該投資信託に再投資する分配型です。無分配型投資信託との違いがわかりにくいですが、累積投資型投資信託は、分配されるたびに税金分が引かれる形になります

◆分配型投資信託

分配型投資信託は、一定時期ごとに投資家に分配金を支払うタイプの投資信託です。分配の時期はファンドによって様々で、半年に一回のものや四半期に一回のもの、それに、毎月支払われるものもあります。分配型投資信託で注意する点は分配金の金額だけに目を向けないということです。一部の条件を満たした投資信託では、年間収益を越えて分配金を支払うことが許されていて、分配金を貰って喜んでいたら、単に元本部分からの払い戻しに過ぎなかった(タコ足分配)ということがあります

まとめ

ここまで読んでいただいた読者の方々。

金太郎
長々と面白くもない文書を読んでいただき、本当にお疲れさまでしたm(__)m

読んでくださったあなたは、私の説明で投資信託について少しは理解できましたか?

私が思うには、

金太郎
細々していて分かりにくいな…と感じませんでしたか?

投資信託という商品は、投資信託という名前と、信託銀行や証券会社などが流すコマーシャルのイメージからか、投資の初心者でも安心して投資できそうと錯覚してしまいますが、実際にはある程度の金融知識がないとカモにされかねない、どちらかというと、それなりに投資経験を積んだ人向きの金融商品です。

日本の銀行や証券会社、そして保険会社などにも言えることですが、ワザと商品を複雑にし、約款や目論見書等の内容を細々した分かりにくいものにすることで、金融知識がない人や情報弱者をカモにしようとする魂胆が見え隠れしています。そして当然のことですが、これらの会社が一生懸命勧める金融商品に、真面なものは無い(売り手が儲かる商品ばかりです)と思っていた方が痛い目に遭わなくて済みます。

私が、素人さんに薦めれる投資信託の選び方は(安全性の高い公社債投資信託を除いた場合)、

金太郎
インデックス型で、出来るだけコスト(各手数料)が安い投資信託を選ぶこと!

これにつきます。他の投資信託の中から素人さんが選ぶのは、ババを掴まされる公算が高いので、私はお勧めしません。(それなりに経験を積んで知識がついてくれば、話は別ですが…)

個人的にはETF(上場投資信託)が好みですが、通常の投資信託にもETFには無いメリットがあるので、後は個人の運用方法と好みの問題です。近頃は、ウェルスナビテオといったロボアドバイザーによる優良なサービスが出てきましたので、

Aさん
何に投資すればよいかわからない…
という人や

Bさん
仕事が忙しくて投資の勉強なんてする時間がないわ…
という人は

個別の投資信託商品を検討するより、これらのサービスを利用することを私はお勧めします。

金太郎
間違っても、投資信託のことをろくに調べもせずに銀行や証券会社の窓口に行くのは止めましょう!彼(彼女)らにとっては、❝鴨が葱を背負って来る❞ようなものです!

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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