AT&T【T】より配当金を受領(2017年第3四半期決算を振り返る)



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AT&T【T】より、11月分の配当金11.91ドル、日本円に換算すると1,351円を受け取りました。

※(1ドル=113.5円で換算)

AT&T【T】は配当利回り5%超えの米国最王手の電気通信会社

2017.11.23

これで、今年受け取った配当金の合計は337.39ドル、日本円に換算すると38,293円になります。

配当金も受け取ったことなので、直近である10月に発表された2017年第3四半期決算の内容を振り返りながら、AT&Tの現状を確認していきたい思います。

売上高は予想403憶4,000万ドルに対し396憶7,000万ドルで前年同期比▲3%、EPSは予想75セントに対し74セントと、売上高、EPSともに市場予測を下回りました。

この度の減収減益の原因は、ハリケーン「ハービー」と「イルマ」、メキシコ地震などの影響による設備保守費用の増加やケーブルテレビ事業の不振なども原因の一つですが、主力事業である携帯事業の成長鈍化による影響がもっとも大きかったようです。

CF(キャッシュフロー)は営業CFが、111億1,400万ドルで前年同期比1.08%増加。フリーCFは58億6,300万ドルで前年同期比13.14%の増加という結果でした。

この決算内容が嫌気されてAT&Tの株価は急落しています。

 

Tモバイル【TMUS】とスプリント【S】の統合中止の報道を受けて、過当競争がまだ当分続くという懸念からか、近況は同業のベライゾンコミュニケーションズ【VZ】とともに株価を下げています。

また、AT&Tは年内にタイムワーナー【TWX】買収の手続きを完了する予定で動いますが、WSJ(ウォールストリートジャーナル)が伝えるところでは、米司法省がAT&Tのタイムワーナー買収阻止へ訴訟検討しているとのことで、AT&Tのタイムワーナー買収は一筋縄ではいかない状況のようです。

それに、仮にタイムワーナーの買収が予定通りに年内で完了したとしても、タイムワーナーの買収価格は約850億ドル(日本円に換算して約8兆8,600憶円)であり、世界最大の社債発行体であるAT&Tは、更に莫大な借金を背負いこむことになります。

AT&Tは、2015年に衛星放送大手のディレクTVを約500憶ドルで買収していて、タイムワーナー買収価格と合算して約1350憶ドル(日本円に換算して約15兆円)もの巨額の資金を投じて、コンテンツを配信する側から、独自コンテンツを制作して提供する側へと事業を転換しようとしています。

もちろんAT&Tの経営陣は勝算があってメディア産業に打って出ているはずですが、この分野では、ウォルト・ディズニー【DIS】やニューズ・コーポレーション【NWS】、コムキャスト【CMCSA】、バイアコム【VIAB】といった巨大メディアグループをはじめ、ストリーミング配信事業で急成長しているネットフィリックス【NFLX】やアマゾン【AMZN】、といった強力な競合が存在しており、この分野でも通信インフラ事業と同様に激しい競争に晒されるのは間違いありません。

メディア事業が軌道に乗るかどうか…

AT&Tの将来は、メディア事業の成否にかかっていると言っても過言ではありません。

AT&Tのバリュエーションは現在(2017.11.7)、

  • PER:14.22
  • 配当利回り:5.96%

と割安な水準ですが、私は電気通信関連株がポートフォリオに占める割合を10%以下に抑えようと考えており、事業リスクを考えて、AT&Tとベライゾンコミュニケーションズの株式をそれぞれ5%ずつ持つことを考えています。そして、AT&Tに関しては既にポートフォリオの5%程度を投資済みのため、当分の間、買い増しする予定はありません(配当利回りが魅力的なので買いたい病を抑えるのは大変ですが…)。

上のグラフは、AT&TのDPS(1株当たりの配当金)と配当性向の過去10年の推移を表したものです。

AT&Tは現在、6%近い高い配当利回りと、32年連続増配を記録している銘柄ということから、インカムゲインを狙う投資家にとってはたいへん魅力的な銘柄です。

しかし、上のグラフが示す通り、現在でも配当性向はかなり高い水準で推移しており、メディア事業への巨額の投資が上手く軌道に乗らなかった場合は、更に減配リスクが高まることも念頭に置いておく必要があります。

これからAT&Tへの投資を考えている方は、バリュエーションや配当利回りだけで投資判断するのではなく、AT&Tの抱える事業リスクについて一考してから投資判断することをお勧めします。

Financial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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