SPDR S&P500 ETF【SPY】は米国で最も長い歴史があるETF



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《2018年7月25日改訂》

以前、「自信を持って勧めることができる最適解」という記事を書きました。

自信を持って勧めることができる最適解

2017.08.31

その記事の中で複数のETFを「最適解」としてあげたのですが、「なぜ、このETFがお勧めなのか?」ということについては詳しく触れていなかっので、補足としてより詳しく紹介したいと思います。

今回は、1993年1月に設定された米国初のETFで、純資産額は約2,600億ドル(日本円にして約29兆円)という世界最大のETF、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのSPDR(スパイダー) S&P500 ETF【SPY】を紹介します。

SPDR S&P500 ETF【SPY】の概要

  • ティッカー:SPY
  • ベンチマーク:S&P500インデックス
  • 純資産総額:2,613憶8,700万ドル
  • 経費率:0.0945%
  • 標準偏差(3年):10.14%
  • シャープレシオ(3年):1.08

※上記は2018.6.30のデータ

標準偏差

標準偏差とは、複数の値の中で、個別の値が中間値(または平均値)と比較してどの程度の違いがあるかを計測するもので、リスク要因を分析する手段として利用されます。相場で使われるボラティリティ(価格の変動率)もこの標準偏差で分析され、どの程度、価格の幅があるのかを示めします。投資における「リスク」とは、価格の振れ幅のことを指しますので、単純に標準偏差の大きさ=リスクの大きさと考えてOKです。

シャープレシオ(Sharpe Ratio)

シャープレシオとは、リスク(標準偏差)1単位当たりの超過リターン(リスクゼロでも得られるリターンを上回った超過収益)を測るもので、この数値が高いほどリスクを取ったことによって得られた超過リターンが高い(効率よく収益が得られた)と言えます。異なる投資対象を比較する際に、同等のリスクなら、どちらのリターンが期待できるかを考えるときに利用します。

SPDR S&P500 ETF【SPY】(以下【SPY】)は、米国の大型株で構成されるS&P500 指数の値動きと利回りに、概ね連動する投資成果を上げることを目標に設計されたETFです。

ETF(上場投資信託)とは?

2018.07.19

ベンチマークとなっているS&P500指数は、米国の証券取引所に上場している銘柄のうち、25の産業グループにわたる代表的な500銘柄で構成されており、 1968年以来、米国経済の主要セクターに連動する米国商務省(US Commerce Department)の景気先行指数のリストの一構成 要素となっています。

また、S&P500指数は、多くの米国株投資家が自らの投資パフォーマンを測る尺度として利用されることが多い指数でもあります。



過去の値動きとリターン

【SPY】の設定は1993年1月22日です。それでは、設定来のパフォーマンスを見ていきましょう。
※上のチャートは過去10年の株価の値動きを示すチャートです。

設定時(1993.1.22)の株価は約43ドル、現在(2018.7.24)の株価は281.55ドルですので、1993年の上場以来、株価は約5.5倍にもなっています。

過去10年間のパフォーマンスでは約2.9倍になっています。仮に、分配金を再投資していたのであれば、さらにパフォーマンスは向上しています。

米国でもっとも長い歴史を持つETFである【SPY】は、2001年のITバブル崩壊や9.11アメリカ同時多発テロ、2008年のリーマンショックという大きな危機を経験し、これらの危機後、株価は一時、約60ドル辺りまで大きく下げたこともありましたが、その後は米国経済の復調と伴に上昇を続けています。

運用実績も素晴らしく、この実績を見れば、【SPY】をはじめとするS&P500指数に連動するETFに投資をすることが「投資の最適解」と言われることに異論ないのではないでしょうか。



保有銘柄と資産構成

SPYの組入銘柄数は505銘柄(2018年3月末時点)で組入上位10銘柄は以下のとおりです。

S&P500指数は、米国の主要産業を代表する500社により構成されていることから、【SPY】の組入銘柄の上位には、錚々たる企業が名を連ねています。S&P500指数は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしていることから【SPY】に投資すれば、米国を代表する500社もの企業に分散投資したのと同様の効果が期待できます。

また、S&P500指数は定期的に銘柄の見直しが行われ「常に米国経済を反映し続ける指数」でもあります。

上のグラフは【SPY】の業種別構成比率を示すグラフですが、これを見れば、S&P500指数が、現在の米国経済を反映している(「情報技術:ハイテク」が強い)ことがわかります。



分配金利回り

  • 30日SEC利回り:1.80%
  • 配当スケジュール:四半期毎

※上記は2018年3月末のデータ

分配金額も少しずつ増加しています(前年同期比)。米国の企業は日本の企業と比べて、株主還元意欲が旺盛な企業が多く(減配しようものなら経営者失格と株主に叩かれます)、減配や無配リスクは低いという特徴があります。

また、S&P500指数に採用されている企業には、何十年もの間も増配を継続している企業が数多く存在することから、分配金の伸び(分配利回りの伸び)にも期待が持てます。実際に、1993年の設定時から【SPY】をバイ&ホールドしていたら、2016年の配当利回りは、年利で約16%まで成長している計算になり(税引き前)、このあたりも米国株ETFの魅力の一つだと言えます。

注意
米国株の配当(米国ETFの分配金)には、米国で10%、日本で20.315%の源泉徴収税がかかります。ただし、NISA枠を利用して購入した株の配当(ETFの分配金)については、NISA適用期間中は日本での税金20.315%は非課税になります。NISAを利用しない場合は、確定申告をすることで、米国で課税された税額(10%分)を日本の所得税や住民税から一定額控除できる外国税額控除を利用することができます。



まとめ

S$P500指数に連動するタイプのETFは、今回紹介した【SPY】の他に、ザ・バンガード・グループの【VOO】と、ブラックロック・ファンド・アドバイザーズの【IVV】がありますが、経費率の面では、【SPY】は0.0945%、【VOO】と【IVV】は0.04%で、【SPY】は【VOO】と【IVV】に若干劣っています。

iシェアーズ・コア S&P 500 【IVV】は経費率わずか0.04%のS&P500指数連動型ETF

2018.07.26

バンガード・S&P 500 ETF【VOO】は、ウォーレン・バフェット推奨のETF

2017.09.25
【SPY】の経費率もかなり低い水準です。

ただし、【SPY】は米国で最も長い歴史を持つETFであり、純資産額は約2,600億ドル(日本円にして約29兆円)を誇る世界最大のETFです。【VOO】の純資産額が約921億ドルで、【IVV】の純資産額が約1,510憶ドルであることを考えると、【SPY】の資産規模は他を圧倒しており、信頼性と流動性の高さは群を抜いています。

【VOO】と【IVV】も信頼性、流動性の高さは申し分ありません。あくまでも【SPY】と比較した場合です。

また、【SPY】は、銘柄コード【1557】で東京証券取引上にも上場されており、日本円での購入が可能です。カブドットコム証券で口座を開設すれば国内で上場されているETFの売買手数料が無料になるサービス「フリーETF」が利用でき、唯でさえ経費率が安い【SPY】を売買手数料0円で買うことできます。

ただし【1557】は取引高が極端に低いので【SPY】のメリットである流動性の高さはスポイルされてしまいますが…

そして、個人投資家がS&P500指数に連動するETFに投資する手法は、米国の著名な投資家ウォーレン・バフェットをはじめ、多くの著名投資家が推奨していますし、実際に多くのアクティブ・ファンド(市場平均を上回る運用を目指す投資信託)は、S&P500指数をアンダーパフォームしているという事実があります

赤いアンダーライン部分の詳細については、バンガードの『アウトパフォームまでの険しい道のり』を参照していただくと理解が深まります。

バフェット氏が普通の人に薦める資産運用の方法とは

2017.06.19

これらのことを踏まえれば、SPDR S&P500 ETF【SPY】に投資することは、「投資における最適解」の1つであると言えるのではないでしょうか。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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