軒並み値を下げている米国電力株が気になる



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軟調な米国の電力株

長期保有を前提とするバリュー投資家や逆張り好きな投資家にとって、現在、軟調な値動きをしている銘柄こそ要チェックな銘柄であって、旬な銘柄ではないでしょうか?

更に付け加えれば、高配当株好きであるインカムゲイン重視の投資家にとって、『軟調(不調)な値動き=利回りの上昇=絶好の投資機会』となり得、株価が軟調な値動きに終始している時だからこそ、千載一遇の投資チャンスかも知れません。

現在、「高配当利回り」「公益株ならではの抜群の安定感」によってインカムゲイン重視の投資家に人気のある、米国の電力株が大きく株価を下げている状況で、私的には、

金太郎
今が電力株を買うチャンスなのでは…
という考えが頭を擡げています。

そこで、今回は私の頭の中を整理するために「なぜ、電力株が値を下げているのか?」そして「今が、電力株の買い時なのか?」を整理し、現時点での米国電力株への投資の是非について検討したいと思います。

まずは、「なぜ、電力株が値を下げているのか?」について考察していきます。

①金利上昇圧力による影響

世界的な景気の拡大により、2008年の金融危機以降続いていた緩和的な金融政策からの転換が各国で意識され始めており、米国でも長期金利が徐々に上昇しています。

米国での長期金利の上昇は、多分に中国が米国債の購入を減らすという報道による影響を受けていますが…

そして、長期金利の上昇は、債券利回りの上昇(債券価格の下落)を意味し、基本的にはリスクフリーである国債等への投資妙味が増すことになるので、相対的に高配当が魅力の電力株への投資妙味は薄れることになります。その結果、電力株が売られて、米国債をはじめとする各種債券に資金が流入することが考えられます。

②税制改革による影響

米国の格付け会社Moody’s(ムーディーズ)は、昨年暮れに可決した税制改革法案の影響によって、財務レバレッジの悪化やCF(キャッシュフロー)が毀損される懸念があるとして、以下の各電力会社の見通しを軒並み格下げしました。

Positive➔Stable

  • アメリカンエレクトリックパワー【AEP】
Stable➔Negative

  • デュークエナジー【DUK】
  • コンソリーデーテッドエジソン【ED】
  • サザン【SO】

このように、このたびの税制改革は、電力会社にとっては不利になるとマーケットでは考えられています。

③原油価格の上昇

昨年後半より原油価格は上昇傾向であり、これは、電力会社にとっては発電コストの増加を意味し、このまま原油高が続いた場合には、収益性の悪化が懸念されます。

これら、①~③のような要因によって、上昇を続ける絶好調な米国株式市場の中にあって、電力株は蚊帳の外に置かれている状況だと考えられます。

私がwatch listに入れている銘柄と、それらの近々の値動きとバリュエーション

〇ネクストラエナジー【NEE】

  • PER(実績):16.88倍
  • PER(予想):22.20倍
  • PBR:2.67倍
  • 配当利回り:2.61%

 

〇デュークエナジー【DUK】

  • PER(実績):20.17倍
  • PER(予想):16.83倍
  • PBR:1.29倍
  • 配当利回り:4.60%

 

〇ドミニオンエナジー【D】

  • PER(実績):22.11倍
  • PER(予想):20.92倍
  • PBR:2.97倍
  • 配当利回り:4.11%

 

〇アメリカンエレクトリックパワー【AEP】

  • PER(実績):17.70倍
  • PER(予想):18.73倍
  • PBR:1.84倍
  • 配当利回り:3.66%

 

〇コンソリーデーテッドエジソン【ED】

  • PER(実績):19.63倍
  • PER(予想):19.14倍
  • PBR:1.61倍
  • 配当利回り:3.65%

 

〇サザン【SO】

  • PER(実績):80.03倍
  • PER(予想):15.02倍
  • PBR:1.84倍
  • 配当利回り:5.17%

 

〇PPLコーポレーション【PPL】

  • PER(実績):14.29倍
  • PER(予想):14.50倍
  • PBR:2.03倍
  • 配当利回り:5.00%

 

今、米国の電力株は買い時か?

どの銘柄も値を下げていますが、バリュエーションから判断すると、ネクストラエナジーやデュークエナジー、ドミニオンエナジーについては、まだまだ割高だと感じますし、アメリカンエレクトリックパワーやコンソリーデーテッドエジソンについても割安だとは感じません。

投資妙味がある(割安かな?)と感じるのは、サザンとパシフィックパワーアンドライトコーポレーションの2銘柄ですが、サザンに関しては、ウエスチングハウスの経営破綻に関連した問題(サザンがウエスチングハウスに原発2基の建設を発注していたが、完成を待たずにウエスチングハウスが経営破綻した問題)も存在するので、投資を検討する場合はその問題も踏まえたうえで判断を下す必要があると考えます。

今回、電力株について整理してみた感想は、私的には、

金太郎
もう少し、様子を見た方が良いかな…
と考えます。

ただし、株価が下がるに連れて、電力株への投資妙味が増していくのは確かなので、引き続きwatch listを注視して、「買いたい値段」になれば、いつでも買えるように準備だけはしておきたいと思います。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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