iシェアーズ・米国不動産ETF【IYR】は、米国REITに幅広く分散投資可能なETF



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以前、「自信を持って勧めることができる最適解」という記事を書きました。

自信を持って勧めることができる最適解

2017.08.31

その記事の中で複数のETFを「最適解」としてあげたのですが、「なぜ、このETFがお勧めなのか?」ということについては詳しく触れていなかっので、補足としてより詳しく紹介したいと思います。

今回は、ブラックロック・ファンド・アドバイザーズのiシェアーズ・米国不動産 ETF 【IYR】を紹介します。

 iシェアーズ・米国不動産 ETF【IYR】の概要

  • ティッカー:IYR
  • ベンチマーク:ダウ・ジョーンズ米国不動産指数
  • 純資産総額:39億7,900万ドル
  • 経費率:0.46%
  • 標準偏差(3年):13.16%
  • シャープレシオ(3年):0.71

※上記は2017.9.30のデータ

標準偏差

標準偏差とは、複数の値の中で、個別の値が中間値(または平均値)と比較してどの程度の違いがあるかを計測するもので、リスク要因を分析する手段として利用されます。相場で使われるボラティリティ(価格の変動率)もこの標準偏差で分析され、どの程度、価格の幅があるのかを示めします。投資における「リスク」とは、価格の振れ幅のことを指しますので、単純に標準偏差の大きさ=リスクの大きさと考えてOKです。

シャープレシオ(Sharpe Ratio)

シャープレシオとは、リスク(標準偏差)1単位当たりの超過リターン(リスクゼロでも得られるリターンを上回った超過収益)を測るもので、この数値が高いほどリスクを取ったことによって得られた超過リターンが高い(効率よく収益が得られた)と言えます。異なる投資対象を比較する際に、同等のリスクなら、どちらのリターンが期待できるかを考えるときに利用します。

iシェアーズ・米国不動産 ETF 【IYR】(以下【IYR】)は、ダウ・ジョーンズ米国不動産指数の価格と利回りに連動する投資結果を目標に設計されたETFです。

ベンチマークとなるダウ・ジョーンズ米国不動産指数は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出し公表している指数で、不動産の保有、開発業、REIT(不動産投資信託)を含む、米国の不動産セクターの銘柄で構成されており、米国市場の不動産セクターの動向を示す指数です。

過去の値動きとリターン

【IYR】の設定は2000年6月12日です。それでは、設定来のパフォーマンスを見ていきましょう。なお、以下に示す図は全て、ブラックロックのホームページより引用しています。

 

設定時(2000.6.12)の株価は34.48ドルで、現在(2017.10.18)の株価は81.20ドルと、2000年6月の上場以来、株価は135.5%上昇して倍以上になっています。

2007年2月には94ドル辺りまで株価は上昇しましたが、その後に発生したリーマンショックの影響によって、株価は一時、設定以来の最安値である23ドル辺りまで値を下げてしまい、ピーク時の三分の一以下にまで減少しています。なお、リーマンショック後の2009年初頭辺りの底値付近で【IYR】を購入していたと仮定した場合、現在は元本の約3.5倍にまでになっている計算になります。

上のチャートは、2000年6月12日の設定時に、【IYR】に10,000ドル投資し、分配金(税引前)を再投資したと仮定して算出したものです(管理報酬およびその他の費用は控除後)。設定時に投資した10,000ドルが、現在(2017.10.18)は5倍以上の51,771.03ドル(417.71%増)にも膨れ上がっています。そして、リーマンショックの際の暴落時においても、分配金の下支えにより元本が大きく毀損していないことがこのチャートから確認でき、配当再投資戦略と【IYR】の相性は良さそうです。

保有銘柄と資産構成(2017.10.16)

iシェアーズ・米国不動産 ETF【IYR】は、現在124銘柄で構成されており、組入上位10銘柄は以下のとおりです。

iシェアーズ・米国不動産 ETF【IYR】の資産構成は以下のとおりです。

資産の約97%がREIT(不動産投資信託)で構成されており、米国内の店舗、住宅、オフィス、ヘルスケア、工業用、ホテル・宿泊施設、抵当不動産など、各種REITに幅広く投資されています。

REIT(不動産投資信託)とは
REIT(リート)とは「Real Estate Investment Trust」の略で、多くの投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。不動産に投資を行いますが、法律上は、投資信託の仲間として扱われます。

分配金利回り

  • 分配金利回り:3.39%
  • 配当スケジュール:四半期毎

※上記は2017.9.29のデータ

注意
米国株の配当(米国ETFの分配金)には、米国で10%、日本で20.315%の源泉徴収税がかかります。ただし、NISA枠を利用して購入した株の配当(ETFの分配金)については、NISA適用期間中は日本での税金20.315%は非課税になります。NISAを利用しない場合は、確定申告をすることで、米国で課税された税額(10%分)を日本の所得税や住民税から一定額控除できる外国税額控除を利用することができます。

まとめ

REITのメリットは、少額の資金で不動産投資が可能であることですが、REIT ETFに投資をすることで、少額の資金で様々なREITへの分散投資が可能になります。また、通常の不動産投資とは違い流動性リスクが低い(換金性が高い)こともメリットの一つです。

一般的に、REITの値動きは株式や債券の値動きとの連動性が低いと言われており、債券に加えてREITに投資することで分散投資の効果を高めることが期待でき、REITを通じて間接的に不動産(=モノ)に投資をすることから、インフレに強い投資対象としても期待できます。

REITの価格は、不動産市況や金利の影響を受けやすく(=景気動向に左右されやすい)、REITの価格が上がれば、分配金利回りは落ち、価格が下がれば分配金利回りは上がることから、【IYR】のようなREITを中心に構成されたETFは、REITが安い(=分配金利回りが高い)時に購入し、長期間保有する形が王道であり、上手に仕込むことができれば、長期間保有することで大きなリターンが期待できます。

【IYR】のような米国REITを中心に構成されたETFには、ザ・バンガード・グループ・インクのバンガード REIT ETF【VNQ】、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのSPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF 【RWR】など があります。

私も、時期(分配金利回り4%以上)が来れば、ポートフォリオの10~20%程度を、【IYR】のようなREIT ETFに投資したいと考えています。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。

 



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