iシェアーズ米国優先株式ETF【PFF】は高利回り、毎月分配型のETF



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《2018年7月12日改訂》

iシェアーズ米国優先株式ETF【PFF】の概要

  • ティッカー:PFF
  • ベンチマーク:S&P 米国優先株式インデックス
  • 純資産総額:166億8,400万ドル
  • 経費率:0.47%
  • 標準偏差(3年):4.10%
  • シャープレシオ(3年):0.90

※上記は2018.6.30のデータ

標準偏差

標準偏差とは、複数の値の中で個別の値が中間値(または平均値)と比較してどの程度の違いがあるかを計測するもので、リスク要因を分析する手段として利用されます。相場で使われるボラティリティ(価格の変動率)もこの標準偏差で分析され、どの程度価格の幅があるのかを示めします。投資における「リスク」とは、価格の振れ幅のことを指しますので、単純に標準偏差の大きさ=リスクの大きさと考えて差支えありません。

シャープレシオ(Sharpe Ratio)

シャープレシオとは、リスク(標準偏差)1単位当たりの超過リターン(リスクゼロでも得られるリターンを上回った超過収益)を測るもので、この数値が高いほどリスクを取ったことによって得られた超過リターンは高い(効率よく収益が得られた)と言えます。異なる投資対象を比較する際に、同等のリスクなら、どちらのリターンが期待できるかを考えるときに利用します。

iシェアーズ 米国優先株式 ETF【PFF】 は、S&P 米国優先株式インデックスの価格および利回りの実績に概ね対応する投資成果をあげることを目標にして設計されたETFです。

ETF(上場投資信託)とは?

2018.07.19

優先株式とは、会社の経営に参加する権利(議決権)を制限される代わりに、普通株に比べて配当金を優先的に受け取れる、あるいは会社が解散したときに残った財産を優先的に受け取ることができるなど、投資家にとって権利内容が優先的になっている株式のことをいいます。



過去の値動きとリータン(2018.7.12現在)

【PFF】の設定は2007年3月26日です。それでは設定来のパフォーマンスを見ていきましょう。なお、以下に示す図は、すべてBLACK ROCKのホームページから引用しています。

リーマンショックの影響から一時は15ドル辺りまで値を下げ、その後は回復しましたが、未だにリーマンショック前の価格には戻っていません。

ここ数年の株価は35ドル~40ドルの圏内で推移しており、ボラティリティ(価格変動)は非常に小さいETFです

上のチャートは、2007年3月26日の設定時に、【PFF】に10,000ドル投資し、分配金(税引前)を再投資したと仮定して算出したものです(管理報酬およびその他の費用は控除後)。設定時に投資した10,000ドルが、現在(2018.7.10)は16,161.59ドル+61.62%)になっています。



保有銘柄と資産構成(2018.7.10)

iシェアーズ米国優先株式ETF【PFF】は、現在298銘柄で構成されており、組入上位10銘柄は以下のとおりです。

米国は日本と違って(日本で上場されているのは伊藤園第1種優先株式【25935】だけだと思います)、多くの優先株式が上場されており、普通に売買できます。

iシェアーズ 米国優先株式 ETFは、これら優先株式の詰め合わせセットのようなもので、上記の組入上位10銘柄は、このセットに入っている「割合の多い銘柄ベスト10」といったところでしょうか…。

業種別で見ると、銀行業33.67%、各種金融24.46%、保険業9.09%と金融株が全体の約7割を占めており、金融危機に陥るとデフォルトリスクが高まることが懸念されます。



分配金利回り

  • 分配金利回り:6.13%
  • 配当スケジュール:毎月

※上記は2018.6.29のデータ

iシェアーズ 米国優先株式 ETFは高配当利回り、毎月分配型のETFで、毎月安定的にインカムゲインを得たい方にはお勧めのETFです。



まとめ

iシェアーズ 米国優先株式 ETF【PFF】 を構成している優先株式は、業績が少々悪化したとしても一定の配当を出すことから性質的には債券とよく似ています。

しかし、優先株は債券と異なり「会社の債務ではない」ですから、回収懸念がある場合にはデフォルトリスクが跳ね上がりますし、【PFF】の構成比率は金融株に偏っており、金融危機に直面した時はモロにその影響を受けることになります。

実際にリーマン・ショックの際は、金融機関の連鎖倒産も含めて凄まじいほどの金融収縮が発生して債権回収への懸念が広がり、【PFF】の株価は半値以下になってしまう大暴落をしました(そんな時こそ仕込み時とも言えますが…)。

また、利上げ局面において債券の価格が下がる(利回りは上がる)ように、【PFF】の株価も下がる(利回りは上がる)傾向があります。

このような特徴を知っておけば、iシェアーズ 米国優先株式 ETF【PFF】はインカムゲインを重視する投資家には十分使えるETFであり、実際に私は【PFF】を購入して債券の代用品として利用しています。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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