iシェアーズ・コア S&P 500 【IVV】は経費率わずか0.04%のS&P500指数連動型ETF



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《2018年7月26日改訂》

以前、「自信を持って勧めることができる最適解」という記事を書きました。

自信を持って勧めることができる最適解

2017.08.31

その記事の中で複数のETFを「最適解」としてあげたのですが、「なぜ、このETFがお勧めなのか?」ということについては詳しく触れていなかっので、補足としてより詳しく紹介したいと思います。

今回は、ブラックロック・ファンド・アドバイザーズのiシェアーズ・コア S&P500 ETF【IVV】を紹介します。

iシェアーズ・コア S&P500 ETF【IVV】の概要

  • ティッカー:IVV
  • ベンチマーク:S&P500インデックス
  • 純資産総額:1,510億5,800万ドル
  • 経費率:0.04%
  • 標準偏差(3年):10.16%
  • シャープレシオ(3年):1.09

※上記は2018.6.30のデータ

標準偏差

標準偏差とは、複数の値の中で、個別の値が中間値(または平均値)と比較してどの程度の違いがあるかを計測するもので、リスク要因を分析する手段として利用されます。相場で使われるボラティリティ(価格の変動率)もこの標準偏差で分析され、どの程度、価格の幅があるのかを示めします。投資における「リスク」とは、価格の振れ幅のことを指しますので、単純に標準偏差の大きさ=リスクの大きさと考えてOKです。

シャープレシオ(Sharpe Ratio)

シャープレシオとは、リスク(標準偏差)1単位当たりの超過リターン(リスクゼロでも得られるリターンを上回った超過収益)を測るもので、この数値が高いほどリスクを取ったことによって得られた超過リターンが高い(効率よく収益が得られた)と言えます。異なる投資対象を比較する際に、同等のリスクなら、どちらのリターンが期待できるかを考えるときに利用します。

iシェアーズ・コア S&P 500 【IVV】は、米国の大型株で構成されるS&P500 指数と、同等の投資成果を上げることを目標に設計されたETFです。

ETF(上場投資信託)とは?

2018.07.19

ベンチマークとなるS&P500指数は、米国の証券取引所に上場している銘柄のうち、25の産業グループにわたる代表的な500銘柄で構成されており、 1968年以来、米国経済の主要セクターに連動する米国商務省(US Commerce Department)の景気先行指数のリストの一構成 要素となっています。

また、S&P500指数は、多くの米国株投資家が自らの投資パフォーマンを測る尺度として利用されることが多い指数でもあります。



過去の値動きとリターン

【IVV】の設定は2000年5月15日です。それでは、【IVV】の設定来のパフォーマンスを見ていきましょう。


設定時(2000.5.15)の株価は145.24ドル、そして、現在(2018.7.24)の株価は283.55ドルですので、2000年5月の設定以来、18年ほどの間に株価は約2倍+94.6%UP)になっています。

【IVV】設定日の2000年5月15日は、ITバブルの末期に当たり、【IVV】は、2001年のITバブル崩壊や9.11アメリカ同時多発テロ、2008年のリーマンショックという大きな危機を経験しました。2001年のITバブル崩壊、9.11アメリカ同時多発テロ後の株価は80ドル辺りまで値を下げ、その後、やっと設定時の株価に戻ってきたと思った矢先に、今度はリーマンショック(2008年)が発生しました。それにより、株価は設定時の半値まで値を下げましたが、その後は米国経済の復調と伴に力強い伸びを見せています。

上のチャートは、2000年5月15日の設定時に【IVV】に10,000ドル投資し、その後、分配金(税引前)を再投資したと仮定して算出したものです(管理報酬およびその他の費用は控除後)。設定時に投資した10,000ドルは、18年ほどの間で27,387.69ドル+173.9%UP)になった計算になります。

分配金を再投資することによって、+79.3%パフォーマンスが向上しています。



保有銘柄と資産構成

【IVV】は、現在(2018.7.24)505銘柄で構成されており、組入上位10銘柄は以下のとおりです。

S&P500指数は、米国の主要産業を代表する500社により構成されていることから、【IVV】の組入銘柄の上位には、錚々たる企業が名を連ねています。S&P500指数は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしていることから【IVV】に投資すれば、米国を代表する500社もの企業に分散投資したのと同様の効果が期待できます。

また、S&P500指数は定期的に銘柄の見直しが行われ「常に米国経済を反映し続ける指数」でもあります。

上のグラフは【IVV】の業種別構成比率を示すグラフですが、これを見れば、S&P500指数が現在の米国経済を反映している(「情報技術:ハイテク」が強い)ことがわかります。



分配金利回り

  • 分配金利回り:1.82%
  • 配当スケジュール:四半期毎

※上記は2018.6.29のデータ

注意
米国株の配当(米国ETFの分配金)には、米国で10%、日本で20.315%の源泉徴収税がかかります。ただし、NISA枠を利用して購入した株の配当(ETFの分配金)については、NISA適用期間中は日本での税金20.315%は非課税になります。NISAを利用しない場合は、確定申告をすることで、米国で課税された税額(10%分)を日本の所得税や住民税から一定額控除できる外国税額控除を利用することができます。



まとめ

S$P500指数に連動するタイプのETFは、今回紹介した【IVV】の他に、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの【SPY】とザ・バンガード・グループ・インクの【VOO】がありますが、経費率の面では、今回紹介した【IVV】と【VOO】が0.04%、【SPY】は0.945%と、【IVV】と【VOO】の方が若干有利です。

また、安定性や流動性の面では、純資産額約1,510憶ドルの【IVV】、純資産額約921億ドルの【VOO】に対して、世界最大のETFである【SPY】は純資産約2,600億ドルと抜きんでています。

SPDR S&P500 ETF【SPY】は米国で最も長い歴史があるETF

2018.07.25

バンガード・S&P 500 ETF【VOO】は、ウォーレン・バフェット推奨のETF

2017.09.25
各ETFの構成比率が異なることから、状況によって、若干、分配金利回りに差が出たりやS&P500指数との乖離が見られます

個人投資家がS&P500指数に連動するETFに投資する手法は、米国の著名な投資家ウォーレン・バフェットをはじめ、多くの著名投資家が推奨していますし、実際に多くのアクティブ・ファンド(市場平均を上回る運用を目指す投資信託)はS&P500指数をアンダーパフォームしているという事実があります

赤いアンダーライン部分の詳細については、バンガードの『アウトパフォームまでの険しい道のり』を参照していただくと理解が深まります。

バフェット氏が普通の人に薦める資産運用の方法とは

2017.06.19

これらのことを踏まえれば、iシェアーズ・コア S&P 500 ETF【IVV】に投資することは、「投資における最適解」の1つであると言えるのではないでしょうか。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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