アルファベット【GOOGL】に新規投資
誰もが知っているITの巨人Google(グーグル)。その親会社であるAlphabet Inc(アルファベット)に新規投資を行いました。

特定口座での買い付けで、12日に1株1,024.00ドルで指値注文を入れて無事に約定し、投資総額は1,024.00ドル×8株で8,192ドル(+手数料21.60ドル)、日本円に換算すると約88万円の投資なります。
なぜ、アルファベット【GOOGL】への投資を決めたのか?
金太郎のような配当再投資戦略を実践する者にとっては、無配のグロース株であるアルファベット(Google)への投資はスタイルが違うものであって、正直、金太郎も迷いに迷いました。
アルファベットの株式は、
- 議決権が1倍のA株
- 上場されておらず議決権が10倍のB株(創業者保有)
- 議決権が付与されていないC株
と3種類あり、これによって株主は創業者に何も口出しできない構図が出来上がっています。
そして、アルファベットは情報開示や株主還元には積極的な企業とは言えず、私の好みからは対極に位置する企業です。
しかし、「ググる」という動詞が定着したGoogle検索や、スマホのOSの8割以上を独占するAndroid、世界最大の動画共有サービスYouTubeなど、今やGoogleが世に送り出すサービスは生活必需品、インフラといっても良いくらい私たちの生活に定着しており、知らず知らずのうちに私たちはGoogleの送り出すサービスに囲われて生活しています。

この消費者独占力(囲い込み)によってGoogleはどれだけ儲けているのか?気になってMorningstarで財務諸表を確認すると、儲けに儲けてボロ儲けの状態で、

凄まじい勢いで売上は成長し、営業利益率、粗利率も高い水準で安定していて、非常に高い収益力です。

「なんじゃこりゃ?」といった凄まじいレベルのCF(キャッシュフロー)です。
営業CFマージンは毎年楽々30%を超え(40%に届くか!という年もあります)ており、ここ数年は100憶ドル(日本円で約1兆円)規模の莫大な投資(Googleは毎年多数のM&Aを行っています)を行っていますが、それでもなお潤沢なフリーCFを確保しています。
この莫大な収益の9割は広告収入に偏っていますが、GoogleはAI、IoT、自動運転、ドローン、太陽光発電、医療などなど…様々なNEWテクノロジーに投資しており、これらの投資先の中からAndroidやYouTubeのような当たりが出れば、Googleの成長はさらに加速することになります。
ROA(総資本利益率)とROE(自己資本利益率)に差があまりないことからも、Googleのキャッシュリッチぶりが伺えます。2017年のEPS(1株当たりの利益)がガクンと落ち込んでいるのは税制改革の影響によるものです。
バリュエーションは、
- PER(実績):31.93倍
- PER(予想):24.77倍
- PBR:4.64倍
と、これまでの成長力を考慮したら現在の株価は割高ではないと私は考えます。ただ、このPERを見ると多くの投資家はGoogleの成長力にあまり期待していないのかも知れません…。
オマハの賢人ウォーレン・バフェトの言葉に、
W・バフェット It’s far better to buy a wonderful company at a fair price than a fair company at a wonderful price.並の企業を安く買うよりも、優良企業を適正な値段で買う方が全然良い。
という言葉があります。
今回、金太郎はこの言葉にあるように、

引っ掛かるのは情報開示や、株主還元に消極的な姿勢、株主構成で、アルファベットへの投資は経営者や消費者を豊かにするけれど株主には還元されないのではないか?という懸念がどうしても拭えないことです。
ただし、経営者が自由な裁量で投資を行い、社員も潤沢な資金を惜しみなくつぎ込める企業風土だからこそ革新的なイノベーションが生まれるのであって、株主が「あーだこーだ」と口を出すようになってしまうとアルファベット(Google)の活力(良さ)はスポイルされてしまうかもしれませんね…。
自分の投資スタイルから外れてまで行った投資判断は正しかったのか?間違いだったのか?
今後のアルファベット(Google)の成長を期待して、審判を待ちたいと思います。
※自分の投資スタイルからは外れている銘柄なので、ホールドし続けるのが苦痛になるかもしれません。その時はあっさりと売却するかもしれません。
それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。