過熱する相場



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日経平均株価が21年ぶりの22,000円台を回復し、米国株式市場でもNYダウ平均株価、ナスダック総合指数ともに過去最高値圏を推移するなか、今まで株式投資を敬遠していた人たちが少しずつ株式投資へ興味を示すようになってきました。

また、話題の仮想通貨ビットコインは今年1月辺りは1,000ドル前後だったのが、今では6,000ドル以上、1年にも満たない期間で実に6倍以上で取引され、仮想通貨市場は株式市場以上の過熱ぶりを見せています。

このような過熱相場になると、様々なメディアが、「〇〇を買ったら、僅か〇年(月)でいくらの儲け」といった話題を取り上げるようになって、「バスに乗り遅れるな!」と言わんばかりに、どこからともなくバスに飛び乗る人たちが大勢現れて、にわかに投資ブームが到来します。

私は、コンサバ(保守的)な投資スタイルを好み、「老舗の成熟産業」「配当利回りが高い(割安な株が多い)」「財務状況に差し迫った問題がない」といった銘柄(米国、英国、豪国の企業)に好んで投資しています。ですから、私のポートフォリオは加熱相場の波には乗れず、市場平均を下回る地味なパフォーマンスに終始しますが、これらの銘柄は、将来性があまり期待されないこともあって株価が安値で放置されることが多く(人気がない)、安値で放置さることから配当利回りは高く、株式の暴落局面でもそれなりに買い支えられる(下値が底堅い)銘柄が多いのが特徴です。

このような私の投資スタイルは、私が今まで学んできた投資手法や哲学、私の臆病な性格から出来上がったもので、私には早くお金持ちになるための投資手法や哲学、度胸に欠けていると自覚しているからこそ、今の投資スタイルを地味に続けるのです。

ですから、「はやくお金持ちになりたい」という人は、私のような地味な投資戦略をとっていては目的は達成できませんし、参考にもなりません。「早くお金持ちになりたい」という人は、この強気相場に上手く乗り切る投資戦略、戦術が必要になります。

金太郎
戦略、戦術など難しいこと考えずに、強気にいくだけやという意見もありますが…

ただし、当然のことですが、熱狂はいずれ去ります。そして、「〇〇を買ったら、僅か〇年(月)でいくらの儲け」という話題をメディアが煽り始める段階で、その相場は既に天井あたりまできている可能性が高いと昔からよく言われます。

過熱相場がいつまで続くのか…

それは誰にも分かりません。数年後、今の相場は過熱相場というほど割高ではなかったと結論付けされるかも知れませんし、過熱相場はこの先もまだまだ続くかも知れません。しかし、いずれ祭りは終わり、必ず調整局面はやってきます。

そうなれば、熱狂は失われ、今度はババを誰に引かせるかになりますが、投資の才に恵まれた投資家は、しっかりと出口戦略を準備しており、素早く手仕舞いして、あっさりとババを他人に引かせることができます(私もあやかりたいですがこれは大変難しいことです)。

私たち投資家は、どのような投資スタイル、ストラテジー&タクティクスを描いているにしても、過熱(上昇)相場での資産の膨張に浮かれたり、驕ったりすることなく、いざという時に冷静に判断を下し行動できるように「出口戦略」をしっかりと考えて準備しておかなければ、いざという時に何もできずに、マーケットからの退場を余儀なくされることがあります。

そして、過去にスッテンテンにされた多くの投資家が、過熱相場に浮かれ、その末期に資産を溶かしてマーケットからの退場を余儀なくされたという事実を教訓にするべきです。

過熱相場のなかでも浮かれず、驕らず、自分の投資戦略を粛々と実行する…

それが、投資で成功するか失敗するかのポイントなのでは?と相場状況が良い今だからこそ、自分に言い聞かせてます。

それでは、最後に「平家物語」の冒頭、「祇園精舎」の一節をどうぞ。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ

《現代語訳》
祇園精舎の鐘の音は、「諸行無常」の響きがある。沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。おごり高ぶっている人(の栄華)も長く続くものではなく、まるで(覚めやすいと言われている)春の夜の夢のようである。勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまう、まったく風の前の塵と同じである。

Financial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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