ドルコスト平均法は有利な投資方法なのか?



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「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資方法をご存知でしょうか?

「知っている!」という方は、これ以降を読んでも時間の無駄なのでここは華麗にスルーしてください。

株式のような価格が変動する投資対象に、一定期間(毎月など)ごとに一定額ずつお金を投資する方法を「ドル・コスト平均法」、またの名を「定額投資法」と言います。

端的にいうと、

値段が高いときは少しだけ買い、値段が下がったときは多くの量を買う。そうすれば結果的には平均的な購入コストが低くなる
という考え方の投資方法です。

「ドルコスト平均法」のイメージを掴みやすいように作成した図が次になります。毎回3万円ずつ買付ける「ドルコスト平均法」と毎回30口ずつ買付ける「定口数投資」を比較します。

「ドルコスト平均法」は、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格試験にも頻繁に取り上げられたり、積立型の投資信託を勧誘する際に販売員が口にしたりと、金融商品のアドバイザーや販売員、ファイナンシャルプランナーがたびたび口にする投資手法で、彼(彼女)らは、このような図を示して「ドルコスト平均法」の優位性を説明しますが、本当に「ドルコスト平均法」が有利な投資方法かというと必ずしもそうではありません。

あくまでも

定口数を買い続けるよりも有利
な投資方法ということです。

「ドルコスト平均法」は「安いときには沢山買い、高いときは少しだけ買う」ということを自動的に行っており、相場が上がったり下がったりとしている時には有効な投資方法ですが、相場が上り調子の上昇相場の場合は「ドルコスト平均法」より、当初にまとめて集中投資をする方が有利です。

そして相場が下降相場の場合は、そもそも当初から投資するべきではありません(ひたすらナンピン買いしているのと同じです)

本来は有利でも不利でもない「ドルコスト平均法」の有利性を強調する背景には、金融商品を販売(アドバイス)する売り手側の事情(金融商品を勧めやすい)が見え隠れしています。

ドルコスト平均法最大のメリット

それでは「ドルコスト平均法」の最大のメリットはなんでしょう?

私の考える「ドルコスト平均法」最大のメリットは、

投資判断を機械的に行うことにより、投資による損失の恐怖を和らげ投資機会を逃がさない
というメンタル面での効果です。

投資で勝つには、できるだけ安く買うのがキモで、誰も高掴みしたくはありません。

しかし、誰にも将来のことは正確に予測できない以上、売買に関する投資判断は非常に難しく悩ましいものです。実際にプロであるアナリストの予測もほんとんどが役に立たず、普通の投資家がピンポイントで最安値圏で株を買ったり最高値圏で株を売ったりするのは至難の技なのです。

それに、安値で買うことばかり考えていても、「押し目待ちに押し目なし」の格言通り、相場がどんどん上昇してしまうことも多々あり、そうなると、どんどん投資機会が遠ざかり相場から置いてけぼりをくらうことになりかねません。

投資家は相場が下がれば「さらに下がるのでは…」と不安になり、相場が上がれば上がったで、「今の価格は高値では…」と判断に迷うものです。しかし、「ドルコスト平均法」を用いることによって、これらの感情に判断を迷わされることなく投資判断を機械的に行うことで、しばしば資産運用のパフォーマンスを上げる結果に繋がることがあるのです。

最後に…

ここまで、「ドルコスト平均法」のことを書いてきましたが、私自身は長年の逆張り癖もあって「ドルコスト平均法」を用いた投資をすることはありません。それに、今のところ「ドルコスト平均法」を用いなくて正解だったと考えています。

なぜかと言えば「ドルコスト平均法」は集中投資より買い注文が増えるために、当然余分に手数料(コスト)がかかります。それに、私の投資資金(種銭)が少ないということもありますが、個別株やETFに「ドルコスト平均法」を用いて継続投資するには、それなりに大きな投資資金でないと手数料負けしてしまい、私が「ドルコスト平均法」を用いるのは現実的に厳しいということがあります。

私の考える「ドルコスト平均法」と相性の良い金融商品は「投資信託」「金積立」などです。「個別株」や「ETF」で少額からドルコスト平均法を試したい場合は、NISA口座による手数料キャッシュバックサービスやフリーETFなどのサービスを利用するのも手だと思います。

ただし、そんな私もお客様に資産運用のアドバイスをする際は、ファイナンシャルプランナーらしく「ドルコスト平均法」を推奨しがちになります(笑)。

本来ならば、「相場の下落時にしばしば投資機会のチャンスが訪れること」「集中投資はリスクが高くなること(ハイリスク&ハイリターン)」などをしっかりととお伝えしたうえで、相談者の意思にしたがって投資方法を選択してもらうのがベストだと考えます。しかし、その場合は「それで、投資するのは何時がいい?」と聞かれることが多く、当然そんなことが分かるなら私も苦労しないわけで、無難な「ドルコスト平均法」を推奨することになります。

どのような投資方法にもメリット・デメリットがあり、投資の面白いところはどのような方法を選択しても、それが正解かどうかは最後の最後まで分からないということです。

「絶対に有利な投資方法など存在しない…」

このことを頭に入れておくと、変な情報にミスリードされることなく、自分の能力の範囲内(資金面も含め)で相場と向き合うことができるようになります。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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