アルファベット【GOOGL】はITの巨人Googleの持株会社



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アルファベット(Google)の概要

アルファベットは、2015年にGoogle及びグループ企業の持株会社として設立された米国の多国籍コングロマリットで、本社はカリフォルニア州マウンテンビューにあります。

アルファベットが保有する事業には、テクノロジー、生命科学、投資キャピタル、研究といった複数の産業が含まれ、その子会社には、

  • Google(グーグル):インターネット関連のサービスと製品に特化した多国籍テクノロジー企業
  • Calico(キャリコ):「不老不死」を目指して設立され、長寿を実現する薬の開発に投資を行う
  • GV:以前はグーグルベンチャーズとして知られていたアーリーステージを対象とした投資部門
  • CapitalG(キャピタルジー):GVと異なり、レイターステージのスタートアップに注力している投資部門
  • X:ムーンショットファクトリー(革新的なものを生み出す工場)を自称する次世代技術の研究開発機関
  • Google Fiber(グーグルファイバー):1GB以上の超高速インターネットとテレビを提供
  • Jigsaw(ジグソー):アルファベットのシンクタンク部門で、ネットでの検閲や過激思想、嫌がらせなどの問題に取り組む
  • Nest Labs(ネストラボ):スマートホーム関連、スマートサーモスタットや屋外用防犯カメラの開発
  • Sidewalk Labs(サイドウォークラボ):都市生活の改革やテクノロジーを活用した都市生活の改善
  • Veril(ベリリー):ヘルスケアと疾病予防の研究

が名を連ねます。

2015年まではGoogleとして上場。現在も収入のほとんどをGoogleの広告収入に依存しており、

Alphabet=Google
と捉えても差支えありません。

Googleの提供するサービスには、

  • 世界最大の検索エンジンGoogle
  • 世界最大の動画配信サイトYouTube
  • スマートフォンOSの8割のシェアを持つAndroid
  • Googleが提供するメールサービスGmail
  • GPSで現在位置と連携しながら地図を表示させるGoogle Map
  • 入力した内容を世界100以上の言語に翻訳できるGoogle翻訳

など、ユーザーが無料で利用できるものが多数あり、今や私たちの生活には欠かせないものになっています。また、近年は自動運転車プロジェクトWaymo(ウェイモ)やIoTの分野へも進出。広告収入以外の新たな収益の柱を確保するため、次世代テクノロジーへの投資にも積極的です。

Googleは、スタンフォード大学博士課程に在籍していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが1996年にバックリンクを分析する検索エンジンBackRub(バックラブ)を開発し、その後、1998年にカリフォルニア州メンローパークにある友人のアパートで創業したのが始まりで、アルファベット(Google)は創業から僅か20年余りで世界を大きく変革してきました。

アルファベット(Google)が研究・開発し、世に送り出した様々なテクノロジーが、私たちの生活や世界を変えていく…

此れからもその可能性は高いのではないでしょうか…。

株価の推移

アルファベットの株式には議決権の有りのA株【GOOGL】と議決権の無いC株【GOOG】がありますが、ここでは私の保有する議決権有りのA株【GOOGL】の推移を見ていきます。

次のチャートは、Googleが2004年8月4日にNasdaqに上場してから現在までのチャートです。

14年前の上場時の株価が約54ドルほどで現在の株価は約1090ドル。株価は実に20倍以上に上昇しています。また、2007年に発生した世界金融危機においては、約350ドル⇒約150ドルと半値以下に暴落していますが、約4年ほどかけて元の水準に戻しています。

次は、過去5年間の株価の動きを示すチャートです。

2015年7月以降、凄い勢いで株価は上昇していて2年半で株価は約2倍に伸びています。

パフォーマンス

それでは、アルファベット(Google)のパフォーマンスを分析するために、米国を代表する株価指数「S&P500」のパフォーマンスと比較していきます。

次のチャートはアルファベット(Google)の上場以来のパフォーマンスとS&P500のパフォーマンスを比較したチャートです。

アルファベット(Google)のパフォーマンスがS&P500(市場平均)のパフォーマンスを圧倒しています。2004年の上場以来、S&P500をアウトパフォームし続けている事実は、素晴らしいですね。

次に過去5年間のパフォーマンスを比較したチャートです。


こちらでもアルファベット(Google)のパフォーマンスがS&P500をアウトパフォームしています。この5年間のS&P500のパフォーマンスは年平均で12%を超えるハイアベレージを記録しているのですが、アルファベット(Google)のパフォーマンスはさらにその上を行く年平均29%という脅威のハイアベレージを記録しています。

業績


売上高は美しい右肩上がり。2017年は税制改革等の特殊要因の影響によって純利益こそ減少していますが、営業利益、EBITDA(2013年以前のデータは未記入)も、右肩上がりに伸びています。

また、営業利益率はこのところ下がってきています(2017年は26.05%)が10年平均で29.42%。粗利率は10年平均で61.93%と素晴らしい収益力を誇っています。

営業利益率
企業の売上高に対する営業利益の割合のことで、企業の本業における収益性を判断する指標となります。
粗利率
「売上総利益率」とも言われ、企業の売上高に対して、粗利益が割合のことを言います。一般に粗利益率は、収益性や採算性を計る指標として、販売している商品・サービス等の利益率が高いかどうかをチェックする際に活用することができます。
EBITDA
金利、税、有形固定資産の減価償却費、無形固定資産の償却費を引く前の利益(Earnings)のことです。


EPSについても2017年は特殊要因によって純利益が減少しているため下がっていますが、それを除けば美しい右肩上がりの伸びを見せています。

ROA、ROEに関しては年々下降傾向ですが、この辺がGoogleの問題点で、抜群の収益性を誇り、キャッシュをガンガン稼いでいる割りには、そのキャッシュが今のところ新しい利益成長に結びついていません。ただし、アルファベット(Google)の投資案件は「当たればでかい」案件もあり(例えば自動運転車プロジェクトWaymoなど)、莫大な投資が利益に結び付くかどうか?は、しばらく待つ必要がありそうです。

EPS(一株あたりの純利益)
税引き後の年間利益を発行済み株式数で割った比率です。
ROE(自己資本利益率)
自己資本がどれだけ効率的に使われているかを見る指標で、高いほど収益力が高いといえます。
ROA(総資本利益率)
純資産+負債を含めたすべての資金(総資本)がどれだけ効率的に使われているかを見る指標で高いほど収益力が高いといえます。

CF(キャッシュフロー)

これもまた、実に美しいCF(キャッシュフロー)です。

営業CFマージンは毎年楽々30%を超えていて(40%に届くか!という年もあります)、これは、なかなかお目にかかれる数値ではありません。

ここ数年は100憶ドル(日本円で約1兆円)規模の莫大な投資を実施していますが(毎年多くのM&Aを実施しています)、それでもなお潤沢なフリーCFを確保しています。

営業CF(営業キャッシュフロー)
企業本来の営業活動(本業)により発生したキャッシュフロー(現金の流れ)です。
投資CF(投資キャッシュフロー)
企業の将来に対する投資により発生したキャッシュフロー(現金の流れ)です。
フリーCF(フリーキャッシュフロー)
企業が自由に使える資金。事業の拡大、債務の返済、配当などにあてられます。
営業CFマージン(営業キャッシュフローマージン)
売上高から、どれくらい営業CFを生み出したを判断する指標で、比率が高いほど収益性が高いといえます。

配当と配当余力

無配です。

バリュエーション(2018.4.20)

PER(実績):33.50倍
PER(予想):25.97倍

PER(株価収益率)
株価が一株あたりの利益の何倍になっているかを表す尺度で、株価が割高か割安かを判断する目安として利用されます。低い方が株価は割安と判断されますが、業種によって水準が異なりますので、同業種間や経営内容が似ている企業間での比較に用いるのに適しています。

PERには、予想PERと実績PERがあり、予想PERとは今期の予想値を基に算出したもので、実績PERとは、直近の決算における実績値を基に算出されたものです。

PBR:4.90倍
PBR(株価純資産倍率)
1株当たりの純資産に対し、株価が何倍まで買われているかを表す尺度で株価が割高か割安かを判断する目安として利用されます。低い方が株価は割安と判断され、過去の同企業のPBRと比較して、現在の水準が割安であるか?を判断するのに役立ちます。

直近配当利回り:0.00%

まとめ

アルファベット(Google)の株式には、

  • 議決権が1倍のA株
  • 上場されておらず議決権が10倍のB株(創業者保有)
  • 議決権が付与されていないC株

の3種類があって、基本的には議決権B株を持つ創業者(ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン)の経営方針に、投資家は「No」と言えない構図が出来上っています。

また、アルファベットに連なる企業群を見ても、経営陣の目指す先はかなりの未来志向であり、海の物とも山の物ともつかない投資案件に莫大な資金をつぎ込みながら、株主には配当0、IRは不親切とは、到底株主を大切にしている企業の体をなしていません。

しかし、経営者が自由な裁量で投資を行い、社員(研究者やエンジニア)が潤沢な資金を研究開発に惜しみなくつぎ込める企業風土だからこそアルファベット(Google)からは革新的なイノベーションが生まれるのであって、株主が「あーだこーだ」と口を出すようになれば、アルファベット(Google)も、その他大勢の普通の企業になってしまうかもしれません。

そういう意味では、アルファベット(Google)の成長は、経営陣の経営手腕にかかっており、莫大な研究開発費を投じたプロジェクトが将来実を結ぶかどうかにかかっていると言えます。

本来、私はアルファベット(Google)のような無配で、未来志向の秘密主義的な企業には投資しませんが、アルファベット(Google)に関しては、彼らの提供するサービスが、最早、私たちの生活には欠かせないもの…言うなればインフラと化しており、この囲い込みの力(Googleの包囲網)は、強大なワイドモートとなって、ますます私たちの生活に深く関わってくるのでは?と感じています。そう考えると、ネットサービスでの囲い込みが進む此れからの方が、アルファベット(Google)の成長は更に加速するのでは?と私は予想(予感)していて、自分のポリシーに反する部分には目を瞑って、アルファベット(Google)に投資しています。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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