アルファベット【GOOGL】はITの巨人Googleの持株会社



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《2018年7月10日改訂》

アルファベット(Google)の概要

アルファベットは、2015年にGoogle及びグループ企業の持株会社として設立された米国の多国籍コングロマリットで、本社はカリフォルニア州マウンテンビュー(シリコンバレー)にあります。

アルファベットが保有する事業には、「テクノロジー」「生命科学」「投資キャピタル」「研究」といった複数の産業が含まれていて、その子会社には、

  • Google(グーグル):インターネット関連のサービスと製品に特化した多国籍テクノロジー企業
  • Calico(キャリコ):「不老不死」を目指して設立され、長寿を実現する薬の開発に投資を行う
  • GV:以前はグーグルベンチャーズとして知られていたアーリーステージを対象とした投資部門
  • CapitalG(キャピタルジー):GVと異なり、レイターステージのスタートアップに注力している投資部門
  • X:ムーンショットファクトリー(革新的なものを生み出す工場)を自称する次世代技術の研究開発機関
  • Google Fiber(グーグルファイバー):1GB以上の超高速インターネットとテレビを提供
  • Jigsaw(ジグソー):アルファベットのシンクタンク部門で、ネットでの検閲や過激思想、嫌がらせなどの問題に取り組む
  • Nest Labs(ネストラボ):スマートホーム関連、スマートサーモスタットや屋外用防犯カメラの開発
  • Sidewalk Labs(サイドウォークラボ):都市生活の改革やテクノロジーを活用した都市生活の改善
  • Veril(ベリリー):ヘルスケアと疾病予防の研究

らが名を連ねます。

2015年まではGoogleとして上場。現在の収入も、そのほとんどをGoogleの広告収入に依存していて、

Alphabet=Google
と捉えても差支えないとおもいます。

Googleの提供するサービスには、

  • 世界最大の検索エンジンGoogle
  • 世界最大の動画配信サイトYouTube
  • スマートフォンOSの8割のシェアを持つAndroid
  • Googleが提供するメールサービスGmail
  • GPSで現在位置と連携しながら地図を表示させるGoogle Map
  • 入力した内容を世界100以上の言語に翻訳できるGoogle翻訳

など、ユーザーが無料で利用できるものが多数存在しており、今や私たちの生活に欠かせないものになっています。また、近年は自動運転車プロジェクトWaymo(ウェイモ)やIoTの分野にも進出。広告収入以外の新たな収益の柱を確保するため、次世代テクノロジーへの投資にも積極的です。

Googleは、スタンフォード大学博士課程に在籍していたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが1996年にバックリンクを分析する検索エンジンBackRub(バックラブ)を開発し、その後、1998年にカリフォルニア州メンローパークにある友人のアパートで創業したのが始まりで、アルファベット(Google)は創業から僅か20年余りで世界を大きく変革しました。

アルファベット(Google)が研究・開発して世に送り出した様々なテクノロジーが、私たちの生活や世界を変えていく…

これからも、その可能性は高いのではないでしょうか…。



業績


売上高は美しい右肩上がり。2017年は税制改革等の特殊要因の影響によって純利益こそ減少していますが、営業利益、EBITDA(2013年以前のデータは未記入)も、右肩上がりに伸びています。

また、営業利益率はこのところ下降気味ですが10年平均で29.42%(2017年は26.05%)、粗利率は10年平均で61.93%と素晴らしい収益力を誇っています。

営業利益率
企業の売上高に対する営業利益の割合のことで、企業の本業における収益性を判断する指標となります。
粗利率
「売上総利益率」とも言われ、企業の売上高に対して、粗利益が割合のことを言います。一般に粗利益率は、収益性や採算性を計る指標として、販売している商品・サービス等の利益率が高いかどうかをチェックする際に活用することができます。
EBITDA
金利、税、有形固定資産の減価償却費、無形固定資産の償却費を引く前の利益(Earnings)のことです。


EPSについても、2017年は特殊要因によって純利益が減益だったために下がっていますが、それを除けば美しい右肩上がりを見せています。

そして、ROA、ROEは年々下降傾向ですが、このあたりがGoogleの問題点で、抜群の収益性を誇り、キャッシュをガンガン稼いでいる割りには、そのキャッシュが今のところ新しい利益成長に結びついていません。

ただし、アルファベット(Google)の投資案件は「当たればでかい」案件もあり(例えば自動運転車プロジェクトWaymoなど)、莫大な投資が利益に結び付くかどうか?は、しばらく待つ必要がありそうです。

EPS(一株あたりの純利益)
税引き後の年間利益を発行済み株式数で割った比率です。
ROE(自己資本利益率)
自己資本がどれだけ効率的に使われているかを見る指標で、高いほど収益力が高いといえます。
ROA(総資本利益率)
純資産+負債を含めたすべての資金(総資本)がどれだけ効率的に使われているかを見る指標で高いほど収益力が高いといえます。



CF(キャッシュフロー)

これもまた、実に美しいCF(キャッシュフロー)です。

営業CFマージンは毎年楽々30%を超えていて(40%に届くか!という年もあります)、これは、なかなかお目にかかれる数値ではありません。

ここ数年は100憶ドル(日本円で約1兆円)規模の莫大な投資を実施していますが(毎年多くのM&Aを実施しています)、それでもなお潤沢なフリーCFを確保しています。

営業CF(営業キャッシュフロー)
企業本来の営業活動(本業)により発生したキャッシュフロー(現金の流れ)です。
投資CF(投資キャッシュフロー)
企業の将来に対する投資により発生したキャッシュフロー(現金の流れ)です。
フリーCF(フリーキャッシュフロー)
企業が自由に使える資金。事業の拡大、債務の返済、配当などにあてられます。
営業CFマージン(営業キャッシュフローマージン)
売上高から、どれくらい営業CFを生み出したを判断する指標で、比率が高いほど収益性が高いといえます。



配当と配当余力

無配です。

バリュエーション(2018.7.10)

PER(実績):30.64倍
PER(予想):26.09倍

PER(株価収益率)
株価が一株あたりの利益の何倍になっているかを表す尺度で、株価が割高か割安かを判断する目安として利用されます。低い方が株価は割安と判断されますが、業種によって水準が異なりますので、同業種間や経営内容が似ている企業間での比較に用いるのに適しています。

PERには、予想PERと実績PERがあり、予想PERとは今期の予想値を基に算出したもので、実績PERとは、直近の決算における実績値を基に算出されたものです。

PBR:4.99倍
PBR(株価純資産倍率)
1株当たりの純資産に対し、株価が何倍まで買われているかを表す尺度で株価が割高か割安かを判断する目安として利用されます。低い方が株価は割安と判断され、過去の同企業のPBRと比較して、現在の水準が割安であるか?を判断するのに役立ちます。

直近配当利回り:0.00%



まとめ

アルファベット(Google)の株式には、

  • 議決権が1倍のA株
  • 上場されておらず議決権が10倍のB株(創業者保有)
  • 議決権が付与されていないC株

の3種類があって、基本的には議決権B株を持つ創業者(ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン)の経営方針に、投資家は「No」と言えない構図が出来上っています。

また、アルファベットに連なる企業群を見ても、経営陣の目指す先はかなりの未来志向であり、海の物とも山の物ともつかない投資案件に莫大な資金をつぎ込みながら、株主には無配当、IRは不親切とは到底株主を大切にしている企業の体をなしていません。

しかし、経営者が自由な裁量で投資を行い、社員(研究者やエンジニア)が潤沢な資金を研究開発に惜しみなくつぎ込める企業風土だからこそアルファベット(Google)からは革新的なイノベーションが生まれるのであり、株主が「あーだこーだ」と口を出すようになれば、アルファベット(Google)も、その他大勢の普通の企業になってしまうかもしれません。

そういう意味では、アルファベット(Google)の成長は、経営陣の経営手腕にかかっており、莫大な研究開発費を投じたプロジェクトが将来実を結ぶかどうかにかかっていると言えます。

本来、私はアルファベット(Google)のような無配で、未来志向の秘密主義的な企業には投資しません。

しかし、アルファベット(Google)に関しては、彼らの提供するサービスが最早、私たちの生活には欠かせないもの…言うなればインフラと化しており、この囲い込みの力(Googleの包囲網)は、強大なワイドモートとなって、ますます私たちの生活に深く関わってくるのでは?と感じています。

そう考えると、ネットサービスでの囲い込みが進む「これから先の方」が、アルファベット(Google)の成長は更に加速するのでは?と私は予想(予感)していて、自分のポリシーに反する部分には目を瞑り、アルファベット(Google)に投資しています。

それではFinancial Goalを目指して!challenge to Financial Freedom !

注意
投資にリスクは付きものです。
投資判断は自己責任であることを忘れないようにしましょう。



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